ピンチをチャンスに変える!

~ピンチをチャンスに変える!~

良く聞く言葉ですが、具体的にはどのような事例があるのでしょうか。
いくつか紹介していこうと思います。

宮崎県元知事 東国原英夫氏
就任当初、県内で鳥インフルエンザが発生。何度も全国ネットでニュースが取り上げられ、養鶏関係者は方を落としていました。
しかし、東国原元知事は、次のように考えました。
「宮崎が鶏の産地であるということをいろんなメディアが宣伝してくれている。おかげで、たくさんの人に地頭鶏(じどっこ)や宮崎地鶏を知ってもらうことができた。こんなにオイシイことはない。だから僕はこの状況をどう逆に利用しようかということをひたすら考えていました。」
食の不安が広まる中、東国原氏は「人体に害はない」事を繰り返しアピールし続けた結果、風評被害は消え、終息宣言を発表した2007年3月、宮崎地鶏の売上は宮崎市の物産館で前年比約11倍、東京のアンテナショップでも前年比約9倍を達成しました。

浪花屋 柿の種
現在の『柿の種』を最初に作り出したのは、浪花屋の創業者:今井與三郎氏でした。
大正12年、創業当初はウルチ米の煎餅作りでしたが、後に大阪のあられ作りを取り入れ、モチ米を使ったあられを作るようになりました。当時はすべて手作業で薄くスライスした餅を何枚かに重ね、小判型の金型で切り抜いて作っていました。
ある日、その金型をうっかり踏み潰してしまい、元に直らずそのまま使用したら、歪んだ小判型のあられになってしまいました。
そんなあられを持って商いをしていたところ、ある主人が「こんな歪んだ小判型はない。形は柿の種に似ている」といわれ、そのヒントから大正13年「柿の種」が誕生し、現在に至っています。

ピンチをチャンスに変えるには、いくつかのコツがあるそうです。

  • ピンチになった原因を考えて、しっかりと受け止める。
  • 周りの意見を聞く。
  • 発想を逆転する。

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